広隆寺
京都駅から嵐山へ向かおうとすると、
市バスに揺られるか、もう一つ、
市営地下鉄と阪急電鉄を乗り継ぎ、四条大宮から「嵐電」を利用するルートがある。
京都の下町を縫うように走る嵐電は、
幾度となく車道と合流しては離れ、離れては合流を繰り返す。
そして三度目の路面軌道に差し掛かってほどなく、
右手に大きな山門が姿を見せる。
広隆寺だ。
市バスに揺られるか、もう一つ、
市営地下鉄と阪急電鉄を乗り継ぎ、四条大宮から「嵐電」を利用するルートがある。
京都の下町を縫うように走る嵐電は、
幾度となく車道と合流しては離れ、離れては合流を繰り返す。
そして三度目の路面軌道に差し掛かってほどなく、
右手に大きな山門が姿を見せる。
広隆寺だ。
広隆寺は603年、聖徳太子によって建立され、この地太秦は、その時代大陸から渡来した秦氏族との文化の交流の拠点となった。
さて、仁王門をくぐり境内に足を踏み入れると、外とは別世界のような静寂が広がる。
振り返ると嵐電。
振り返ると嵐電。
右手に講堂を見て奥へ進むと、正面には本堂が構える。
祀られているのはこのお寺を建立した聖徳太子様だ。
祀られているのはこのお寺を建立した聖徳太子様だ。
拝観料を納め、本堂左側をさらに奥へ、霊宝殿へと向かう。
そこに座して待っているのが、国宝第一号となる「弥勒菩薩半跏思惟像」。
そこに座して待っているのが、国宝第一号となる「弥勒菩薩半跏思惟像」。
その姿はまさに和製「考える人」、、、と言えばそれまでなのですが
「一切衆生をいかにして救おうか」
とお考えになっているそうです。
表情は穏やかにして思慮深く、その前に座してみれば、
日常の悩みすらちっぽけに思えるから不思議だ。
見惚れるような仏像は数少ないですが、
「会いに来てよかった」と、そう思える菩薩様でした。
改めて境内を振り返ると、霊宝殿と本殿の間に蓮池、周囲には青々とした苔庭。
「一切衆生をいかにして救おうか」
とお考えになっているそうです。
表情は穏やかにして思慮深く、その前に座してみれば、
日常の悩みすらちっぽけに思えるから不思議だ。
見惚れるような仏像は数少ないですが、
「会いに来てよかった」と、そう思える菩薩様でした。
改めて境内を振り返ると、霊宝殿と本殿の間に蓮池、周囲には青々とした苔庭。
再び本殿の太子像に御挨拶をした後、広隆寺を後にします。
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