旅-「神の棲む森へ」 三日目/津軽・竜飛岬
三日目 8月10日(月) 津軽半島・竜飛岬
<穴>
ぽっかり空いた大きな口。「青函随道」の文字が示すように、青森から函館へ通ずるトンネル。通称「青函トンネル」です!
さぁ。旅の時間は矢の如し。あっという間に最終日です。
少し遅いめに目を覚ましたワタシ達は、一路津軽半島の先端、竜飛岬を目指します。途中、「青函トンネル入り口公園」でひとまず休憩。お天気に若干の不安を抱えます。
<連絡線>
入り口には、列車の通過時刻が記されています。少し時間があるので、津軽線の北端、三厩(みんまや)駅に行ってみましょう。
<みんまや>
「津軽半島北端の駅」
と立派な看板。
<公共交通>
ココから先、竜飛方面への公共交通機関は、バスに限られます。
<北端の駅>
見てのとおりです。1日5本!
<義経ゆかりの駅>
三厩は源義経が訪れた北端の地としての伝説が残っています。子供の頃は駅の度にスタンプを押して回ったものです♪
<心温まる出迎え>
駅長直筆の歓迎の句。
地の言葉に温もりを感じますね。
<ぬくもり>
一日数本の列車のお客さんの為に、待合室には石油ストーブが置かれています。
北端の駅には、都会では感じられない人の温もりで溢れていました。
<北へ!>
三厩でも列車が来そうにないので、青函トンネル入り口公園に戻ります。北海道へ向かう「白鳥」を後追いで撮りましたが、本当はもっと列車をブラしてトンネルに吸い込まれていく感じを出したかったのですが…新幹線のスピードに慣れてしまっているせいかシャッター速度設定が速すぎました(汗。
<青函トンネル記念館>
さて、いよいよ竜飛岬です。北端の道の駅「みんまや」併設の「青函トンネル記念館」を見学。天井からぶら下がっているグレーのパイプは青函トンネルの模型です。延長53.9キロは世界最長トンネルとしてギネス認定、1985年開通(営業開始は1988年)ということは、もうすでに20年の歳月が流れているのですね。そして着工はなんと1961年!東京オリンピックよりも前です。
<北海道新幹線>
東北新幹線が八戸まで延伸されたことは記憶に新しいですが、この青函トンネルは元々から新幹線を通すことを考慮して造られています。新幹線が北海道へ駆け抜ける日も、そう遠くはないのです。・・・ということは、東海道新幹線が開通する前から新幹線を通す予定だったってこと!?
<もぐらさん>
…カワイイ車両(*^^*)
ここから、地下坑道を見学できます。JRのツアーに参加すれば、海底駅(青函トンネルには非常用の海底駅が本州側と北海道側にそれぞれ1つずつあります)の見学も出来ます。ただ、、、本州側から行くと時間的制約が大きいのと、もちろん列車代もかかります。
<気密トビラ>
ここから二つの気密扉を抜け、海面下140Mまで急降下!
<体験坑道駅>
というわけで到着!このケーブルカー、営業鉄道としては日本最短距離だそうです。営業距離はわずか778m。
<未知の世界>
ケーブルカーを降りたワタシ達はさらに坑道の奥へと進みます。
<作業坑道>
奥に見えるのが先ほど降りた駅。さらに作業用坑道までレールは続いています。
<文明の利器>
坑道内には実際に使われてた工事機器、パネル展示などで青函トンネル開通までの厳しい道のりが紹介されているのです。




<開通!!>
工期、実に二十余年!!
<もう一つの顔>
ここで、青函トンネルのもう一つの顔をご紹介。実はこの青函トンネル、本北間の電気・通信網の大動脈となっているのです。ある意味鉄道よりも重要な役割。坑内を太いケーブルが何本も走っており、そのそれぞれが二本ずつ(スペア)通っています。
<閉ざされた扉>
展示からの帰路の脇には、頑丈な鉄扉。実はこの先が、「竜飛海底駅」ホームです。
<閉ざされた扉>
残念ながらこちらからはホームに出られません。ホーム見学はJRのツアー参加者の特権です。
<チカチャリ>
職員は坑内を自転車で走るようです?(@_@;

<もう一つの駅>
「吉岡海底」まで23キロ。北海道側にある海底駅です。現在は新幹線工事の為、閉鎖中とのこと。
<It's a small world>
記念館から出てくると、なんだか見覚えのある車が停まっていました。
宇都宮ナンバー、青いアコードツアラー、サイクルキャリア。。。。よく通勤中に見る車(・・;。前に回ると…通勤車登録ステッカー。世間狭すぎです。ってゆーか、秋田・青森と関東圏ナンバーばっかり!!
<歌碑>
青函トンネル記念館からさらに岬先端側へ移動すると、石川さゆりさんの名曲、「津軽海峡冬景色」の歌碑があります。では手前の赤いボタンを押してみます。ポチッとな。「♪ごらんあれが竜飛岬北のはずれとぉ~」…「竜飛岬」が出てくる二番しか流れないようです(・・;。観光客が入れ替わり立ち代り押すもんですから、、、もう流れっぱなしです。
<おひる!>
この旅はもう海鮮三昧ね!三色丼(ウニ・イクラ・マグロ)。マグロと言えば、今度大間にも行きたいなぁ。
<竜飛の港町>
見下ろすと小さな港町。観光ポイントはもっぱら高台の上なので、下に降りることは…
<国道339>
出来ます。ここが国道339号の終点、噂に名高い「階段国道」!362段の階段は高低差70mを結びます。
<急降下国道>
降りるっきゃないでしょう!!
<ふぅ>
いっぷく。下のほうは急な九十九折れ。民家の隙間を縫います。
<漁港>
港に下りると、いか釣り漁船が停泊していました。階段を登り降りするだけのモノ好き達(観光客)はたくさんいるのに、町はいたって静かです。
<あらいもの>
おばちゃんが昆布を干してますし、、
<窓釣り>
窓辺では犬が釣りをしています。そんな小さな小さな町です。
<急上昇国道>
帰りももちろん自分の脚で登らなければなりません。がんばれ~!
<マイケル>
民家の間からムーンウォークでこんにちは。
<竜飛灯台>
何かと旅行の度に立ち寄る灯台。階段国道を上がると、すぐです。残念ながら海は霞んでいて北海道までは見えませんでした。
<龍飛>
ここまで来て「バウ」と読んだ人はよほどのガンダムマニアです(←自分はどーなのよ)。紫陽花による植栽文字も、シーズン少し遅かったよう。これから津軽半島西側を五所川原方面へ下っていきます。
<黄色いのっぺらぼう>
途中、見慣れぬ看板を目撃!。。。よく見ると「カーブ注意」が擦れて消えてるだけですが、こんななるもんなの??
<大俯瞰>
途中道の脇に、展望台がありました。竜飛岬が一望出来、気持ちいいことこの上なしです。もう少し空気のヌケがよければ絶景でしたが…。
<ワインディング・ドーロ>
お。なんかCMで使えそうな画。ワタシ達も続いて、十三湖方面へ向かいます。
<千畳敷>
さて、ちょっと脚を伸ばし過ぎた感もあってあっとゆー間に一日も終わりを迎えようとしています。天気は悪くなってきましたが、淡い期待(夕焼け)を抱いて鯵ヶ沢から千畳敷へ。
<夕曇>
う~ん…やっぱり夕陽は望むべくもなかったですね。。
ここでもリゾートしらかみ「青池」を見送ります。
<天使の梯子>
お♪天使の梯子。遥か遠くの海の上にやわらかい日差しが降り注ぎます。でもやっぱり天使は顔まではだしてくれませんでした。。。
<青森>
さて、お夕飯は青森市内で。宇都宮に比べてもすごく大きな街でした。
<旅の終焉>
今日の宿も昨日の健康ランドです。のびのびお風呂とのびのびリクライニングチェアは疲れた身体をやさしく包みます…zzz
<エピローグ>
4日目の朝。今日は帰るだけなのでゆっくり起床。
健康ランドのすぐ脇には建設中の新幹線(またかい)。
とりあえず朝マックを済ませ、東北道をひたすら南下!!
…今日は8月11日(火)。平日なのです。高速道路って…こんなに高いのね(・・;
途中、盛岡で冷麺(盛岡の名産)を食い、北上でアベシの実家に寄り、宇都宮に到着したらすでに夜(-o-;!


そして今回の走行は…1900近いんですけど!?
今回の旅は遠方な割りにちょっと詰め込みすぎた感もあり、ゆっくり写真を撮ってる時間もなかったので、次回はコレを教訓にプランを立てたいと思います。
しらかみ山地トレッキングと五能線はまたリベンジしたいなぁ。
長らく駄文拙作にお付き合いいただきありがとうございました。旅行記自体もちょっとダラっとし過ぎた感じ(特に三日目)でしたので、次回からはもうちょっとメリハリ付けたいと思います。また、旅行記制作完了を今日か明日かとアクセスしていただいてた方、ずいぶんかかってしまって申し訳ありません。
残念ながら仕事上9月連休はないので、次回の旅行は未定です。
・・・日光に行きたい。

ぽっかり空いた大きな口。「青函随道」の文字が示すように、青森から函館へ通ずるトンネル。通称「青函トンネル」です!
さぁ。旅の時間は矢の如し。あっという間に最終日です。
少し遅いめに目を覚ましたワタシ達は、一路津軽半島の先端、竜飛岬を目指します。途中、「青函トンネル入り口公園」でひとまず休憩。お天気に若干の不安を抱えます。

入り口には、列車の通過時刻が記されています。少し時間があるので、津軽線の北端、三厩(みんまや)駅に行ってみましょう。

「津軽半島北端の駅」
と立派な看板。

ココから先、竜飛方面への公共交通機関は、バスに限られます。

見てのとおりです。1日5本!

三厩は源義経が訪れた北端の地としての伝説が残っています。子供の頃は駅の度にスタンプを押して回ったものです♪

駅長直筆の歓迎の句。
地の言葉に温もりを感じますね。

一日数本の列車のお客さんの為に、待合室には石油ストーブが置かれています。
北端の駅には、都会では感じられない人の温もりで溢れていました。

三厩でも列車が来そうにないので、青函トンネル入り口公園に戻ります。北海道へ向かう「白鳥」を後追いで撮りましたが、本当はもっと列車をブラしてトンネルに吸い込まれていく感じを出したかったのですが…新幹線のスピードに慣れてしまっているせいかシャッター速度設定が速すぎました(汗。

さて、いよいよ竜飛岬です。北端の道の駅「みんまや」併設の「青函トンネル記念館」を見学。天井からぶら下がっているグレーのパイプは青函トンネルの模型です。延長53.9キロは世界最長トンネルとしてギネス認定、1985年開通(営業開始は1988年)ということは、もうすでに20年の歳月が流れているのですね。そして着工はなんと1961年!東京オリンピックよりも前です。

東北新幹線が八戸まで延伸されたことは記憶に新しいですが、この青函トンネルは元々から新幹線を通すことを考慮して造られています。新幹線が北海道へ駆け抜ける日も、そう遠くはないのです。・・・ということは、東海道新幹線が開通する前から新幹線を通す予定だったってこと!?

…カワイイ車両(*^^*)
ここから、地下坑道を見学できます。JRのツアーに参加すれば、海底駅(青函トンネルには非常用の海底駅が本州側と北海道側にそれぞれ1つずつあります)の見学も出来ます。ただ、、、本州側から行くと時間的制約が大きいのと、もちろん列車代もかかります。

ここから二つの気密扉を抜け、海面下140Mまで急降下!

というわけで到着!このケーブルカー、営業鉄道としては日本最短距離だそうです。営業距離はわずか778m。

ケーブルカーを降りたワタシ達はさらに坑道の奥へと進みます。

奥に見えるのが先ほど降りた駅。さらに作業用坑道までレールは続いています。

坑道内には実際に使われてた工事機器、パネル展示などで青函トンネル開通までの厳しい道のりが紹介されているのです。





工期、実に二十余年!!

ここで、青函トンネルのもう一つの顔をご紹介。実はこの青函トンネル、本北間の電気・通信網の大動脈となっているのです。ある意味鉄道よりも重要な役割。坑内を太いケーブルが何本も走っており、そのそれぞれが二本ずつ(スペア)通っています。

展示からの帰路の脇には、頑丈な鉄扉。実はこの先が、「竜飛海底駅」ホームです。

残念ながらこちらからはホームに出られません。ホーム見学はJRのツアー参加者の特権です。

職員は坑内を自転車で走るようです?(@_@;


「吉岡海底」まで23キロ。北海道側にある海底駅です。現在は新幹線工事の為、閉鎖中とのこと。

記念館から出てくると、なんだか見覚えのある車が停まっていました。
宇都宮ナンバー、青いアコードツアラー、サイクルキャリア。。。。よく通勤中に見る車(・・;。前に回ると…通勤車登録ステッカー。世間狭すぎです。ってゆーか、秋田・青森と関東圏ナンバーばっかり!!

青函トンネル記念館からさらに岬先端側へ移動すると、石川さゆりさんの名曲、「津軽海峡冬景色」の歌碑があります。では手前の赤いボタンを押してみます。ポチッとな。「♪ごらんあれが竜飛岬北のはずれとぉ~」…「竜飛岬」が出てくる二番しか流れないようです(・・;。観光客が入れ替わり立ち代り押すもんですから、、、もう流れっぱなしです。

この旅はもう海鮮三昧ね!三色丼(ウニ・イクラ・マグロ)。マグロと言えば、今度大間にも行きたいなぁ。

見下ろすと小さな港町。観光ポイントはもっぱら高台の上なので、下に降りることは…

出来ます。ここが国道339号の終点、噂に名高い「階段国道」!362段の階段は高低差70mを結びます。

降りるっきゃないでしょう!!

いっぷく。下のほうは急な九十九折れ。民家の隙間を縫います。

港に下りると、いか釣り漁船が停泊していました。階段を登り降りするだけのモノ好き達(観光客)はたくさんいるのに、町はいたって静かです。

おばちゃんが昆布を干してますし、、

窓辺では犬が釣りをしています。そんな小さな小さな町です。

帰りももちろん自分の脚で登らなければなりません。がんばれ~!

民家の間からムーンウォークでこんにちは。

何かと旅行の度に立ち寄る灯台。階段国道を上がると、すぐです。残念ながら海は霞んでいて北海道までは見えませんでした。

ここまで来て「バウ」と読んだ人はよほどのガンダムマニアです(←自分はどーなのよ)。紫陽花による植栽文字も、シーズン少し遅かったよう。これから津軽半島西側を五所川原方面へ下っていきます。

途中、見慣れぬ看板を目撃!。。。よく見ると「カーブ注意」が擦れて消えてるだけですが、こんななるもんなの??

途中道の脇に、展望台がありました。竜飛岬が一望出来、気持ちいいことこの上なしです。もう少し空気のヌケがよければ絶景でしたが…。

お。なんかCMで使えそうな画。ワタシ達も続いて、十三湖方面へ向かいます。

さて、ちょっと脚を伸ばし過ぎた感もあってあっとゆー間に一日も終わりを迎えようとしています。天気は悪くなってきましたが、淡い期待(夕焼け)を抱いて鯵ヶ沢から千畳敷へ。

う~ん…やっぱり夕陽は望むべくもなかったですね。。
ここでもリゾートしらかみ「青池」を見送ります。

お♪天使の梯子。遥か遠くの海の上にやわらかい日差しが降り注ぎます。でもやっぱり天使は顔まではだしてくれませんでした。。。

さて、お夕飯は青森市内で。宇都宮に比べてもすごく大きな街でした。

今日の宿も昨日の健康ランドです。のびのびお風呂とのびのびリクライニングチェアは疲れた身体をやさしく包みます…zzz
<エピローグ>
4日目の朝。今日は帰るだけなのでゆっくり起床。
健康ランドのすぐ脇には建設中の新幹線(またかい)。
とりあえず朝マックを済ませ、東北道をひたすら南下!!
…今日は8月11日(火)。平日なのです。高速道路って…こんなに高いのね(・・;
途中、盛岡で冷麺(盛岡の名産)を食い、北上でアベシの実家に寄り、宇都宮に到着したらすでに夜(-o-;!


そして今回の走行は…1900近いんですけど!?
今回の旅は遠方な割りにちょっと詰め込みすぎた感もあり、ゆっくり写真を撮ってる時間もなかったので、次回はコレを教訓にプランを立てたいと思います。
しらかみ山地トレッキングと五能線はまたリベンジしたいなぁ。
長らく駄文拙作にお付き合いいただきありがとうございました。旅行記自体もちょっとダラっとし過ぎた感じ(特に三日目)でしたので、次回からはもうちょっとメリハリ付けたいと思います。また、旅行記制作完了を今日か明日かとアクセスしていただいてた方、ずいぶんかかってしまって申し訳ありません。
残念ながら仕事上9月連休はないので、次回の旅行は未定です。
・・・日光に行きたい。
by junp_ok
| 2009-08-10 21:46
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