2010.8.1.  富士山 3776m (百名山) 御殿場ルート  天候:晴  人数:4人

7月31日~8月1日にかけて。
 
学生時代からの友人の誘いで、富士山を登りに行くことに。
メンバーは、友人Aサンと、その同僚Iサン、Sサン。
 
富士登山初体験のワタシにとっては経験者はココロ強い道連れです♪

 
b0180907_1242047.jpg

 
だがしかし、ノリとイキオイで選んでしまった「御殿場ルート日帰り」という
過酷な行程に、後々非常に後悔することになるとはこのときは知る由も無かったのです・・・。




 
 
 
登山計画。面倒でもきちんと立てましょう~♪ 
  
7月31日
14:30 東京都高井戸にて集合、出発
17:30 御殿場新五合目登山口到着
      (高所順応)
19:00 登山開始
 
8月1日(日)
4:00 登頂
5:30 御来光
6:00 最高峰剣が峰登頂
7:00 下山開始
11:00 御殿場新五合目到着
 
ではいよいよ出発です!!
 
 
7月31日

 
b0180907_129116.jpg
●17:00 御殿場新五合目(1400m)
東名高速御殿場ICから市内で買出しをし、御殿場新五合目に到着。
辺りは濃霧で、最悪登山断念も視野に。
とりあえず新五合目看板前で記念撮影ですね♪


 
b0180907_12504579.jpgb0180907_1251691.jpg
こちらは登山口。
これからの長い旅路の入り口です。


 
b0180907_12533177.jpg
●18:00
高所順応も兼ねて、御殿場新五合目で軽い夕食と仮眠、準備運動。
濃霧が次第に晴れだすと、霊峰は徐徐にその姿を露わにします。


 
b0180907_12114462.jpg
●18:40
日も沈み、辺りが淡い藍色に染まる頃。霊峰は完全に姿を現しました。
五合目大石茶屋にも灯が点ります。
到着時の不安は杞憂に終わり、いざ富士登頂への期待が高まります!!


 
b0180907_1213430.jpg
●19:00
にわかに、沈んだ夕陽が雲を染め、空が紅く色付きます。
準備も万端、紅も色をひそめる頃、いよいよ登山開始です!!


 
b0180907_12155187.jpg
●19:40
登山道はひたすら火山砂の不安定な道。踏みしめる脚の力が逃げ、登りにくいことこの上ないです。体力も通常に比べて消耗が激しい(>_<)


 
b0180907_1216927.jpg
完全にヨルのトバリが降りたところで、「光で字を書くのだ!」とA氏が張り切り少し登ったところでヘッドランプを滑らせます。
「30代の富士登山」のつもりらしいのですが「30th」では登山開始30周年のようなカンジです(^^;。
・・・しかも、逆向きです。
 
山腹に点る明かりは、昼間登っていた人たちの下山の灯。
下山道と登山道が分かれているのですれ違うことはありませんが…。


 
b0180907_12171895.jpg
●20:40 2000m
標高2000mを越えます。いよいよ高山帯へ突入!!
とりあえずまだみんな元気ですね♪
ここから、砂地の急登九十九折れが続きます。


 
b0180907_12174659.jpg
●21:10
振り返ると同じように登ってくる人々の灯りが。
御殿場ルートは、標高差2200m、距離20km、他のルートに比べても抜きん出て過酷なので、高所順応も含めて7合~8合の山小屋に泊まるのが普通なのですが、こうしてみると結構日帰り登山者もいるようです。


 
b0180907_12183528.jpg
●22:10
空はすっかり晴れ、星がたくさん見られるようになりました。
現在、六合目付近。…だと思う(合数のつけ方がよくわかりませんが)。
稜線に一際輝く灯りは、七合目と八合目の山荘。
暫しの休憩を挟み、引き続き頂上を目指します!!


 
8月1日

 
b0180907_1373679.jpg
●0:30
標高3000mを越えます。ワタシにとっては未知の領域。
登山開始から標高差1600m、5時間経過です。
そして、ここから、さらに厳しい道のりが続くのです!!


 
b0180907_139457.jpg
●0:45
七合目日之出館に到着。もちろんこの時間には営業していませんが、それでもやはりホッとします。同じように一服している日帰り登山客がたくさんいます。
こちらでは少し長めの休憩を採り、行動食を採りながら標高に身体を慣らしましょう。
そうそう、おトイレも忘れずにです。


 
 
…さて、ここから先頂上までですが、正直、写真を撮っているような体力的、精神的
余裕が全くありませんでした。。。orz
やはり日帰り強行軍で標高差2000mを越えると高山病の症状が出てきます。
無理は禁物ですが、ゆっくり、ゆっくり、休憩を多くはさみながら頂上を目指します。
 
途中から引っかかったツアー登山客のペースが良く(2歩上がって1歩休む)、
非常に助けられたカンジがあります。
「ベテラン(ガイドさん)のペースはうまいなぁ…」
 
そして東の空はだんだん明るく。。。

 
 
b0180907_13124030.jpg
●4:00 ついに登頂!!
なんとか無事全員登頂です。ヘロヘロ感のよく伝わる写真ですね(^^;
ワタシなんかはもう高山病寸前(…というか発症?)で気持ち悪くて吐きそうでした(>_<)
ともかく、ここまで来たからには御来光を拝まないと!ということでもう一頑張り東へ数分、東安河原へ出ましょう。


 
b0180907_13153866.jpg
すでに先に登頂している人たち、そして別の登山道から登頂した人たちが御来光を拝もうと陣取っています。
手前に見える光の帯は登山者達のヘッドランプ。
 
ワタシたちも手ごろな場所を見つけてスタンバイ。
ってかA氏は早くも寝に入ってます(^^;


 
b0180907_13211199.jpg
白んでいた東の空は次第に橙の輝きを見せ、いよいよその瞬間への期待を膨らませていきます。


 
b0180907_13281653.jpg
●4:39
いよいよの御来光の瞬間!!
山頂に居る誰もがその一点を見つめ、自らの足跡に想いを馳せながら。
 
そして眼下には真っ白な雲の海原。

 
周りの景色が明るく彩づいてゆくと共に、真夏に関わらず凍えるようだった気温がぐんぐん上がっていくのを肌に感じます。


 
b0180907_1329687.jpg
海原の様な雲は蒼碧から茜へ、そして純白へと見事なグラデーションを描きながらワタシ達を魅了する。


 
b0180907_13295614.jpg
太陽には大きな輪がかかり、その神々しさを一層引き立てています。


 
b0180907_13314221.jpg

陽が昇ると雲はカフェラテの海へと姿を変えていく。


 
b0180907_169645.jpg
空が青くなり、日が昇りきると人々も移動を始めました。A氏は二度寝ですw。


 
b0180907_2185828.jpg

記念にパチリ☆
・・・正直、必死の笑顔です(--;


 
b0180907_2193365.jpg
●5:30
我々も今度は西向きへ。今しがた登ってきた登頂口を通り過ぎ、一本向こうの「富士宮ルート」登頂口へ移動しましょう。
写真では行列の底が、御殿場ルート登頂口、左の屋根は浅間(せんげん)大社、そして一番向こうに見えるピークが「剣ヶ峰」。3776mの最高峰です。


 
富士宮ルート登頂口の向こうは少し開けているので
そこで朝ごはんにしましょう♪
 
 
ただ、なんとか、、、なんとか登りきって御来光を見た達成感はあるものの、、、
高山病とあまりの人の多さにひどく憂鬱です。
ルートがキツかったのもあり、
 
「二度と富士は登らない・・・」
 
とさえ思ったほど。
 
でも下りて帰ってきてからコレを書いている今、
「次はどこから登ろうか」と考えているから不思議です。

 
b0180907_21112849.jpg
●6:00
A氏がバーナーとコッヘル(食器)を持ってきてくれていて、そしてめいめい持参のカップラーメンなどを作る。
山頂で食べるカップ麺のウマさは味わった者でないと絶対にわかりません。
こればっかりは筆舌に尽くしがたいので、みなさん自分の脚で登って確かめてくださいナ。


 
b0180907_21301286.jpg
そしてワタシはコーヒー係♪
登頂、食後のコーヒーは欠かせません。


 
バカと思われてもおかしくないですが、ワタシのコーヒーセットは、「豆」と携帯用の「ミル」。
そしてマグ一杯用の紙フィルター。
富士山頂で挽きたてのコーヒーは、ココロもカラダも本当に贅沢な気分で満たしてくれます。
この贅沢のためなら多少のウェイトも我慢我慢!
 
この後、軽く仮眠(ゴロ寝)をとったら、次の行動開始です。

 
b0180907_21133896.jpgb0180907_2114723.jpg

 
 
~下山~
 
えっ!?「剣が峰登頂~お鉢めぐり」は!?
 
はい、もはやそのような体力も残っておらず、そして一刻も早くこの人混みを抜け出したかったので(爆)
潔く下山です。
「やることを残して下山」。そうすることで、次回登頂の楽しみをとっておく。
 
 
・・・と、言い聞かせる。

 
b0180907_21145013.jpgb0180907_21151598.jpg
b0180907_21152837.jpg
人多すぎだろ・・・。
富士宮ルート登頂口には売店「頂上富士館」、「富士山頂郵便局」と「頂上浅間(せんげん)大社奥社」があります。
浅間大社では、登り口で買った金剛杖に「登頂」の焼印を押してもらいます。そしてワタシは参拝の証に御朱印も頂戴しました。


b0180907_234371.jpgb0180907_2342983.jpg

 
b0180907_21171641.jpg
●7:30
では下山を開始しましょう。


 
下山は登山と違って明るい時間帯なので比較的楽でした。
まだまだ登山者は登ってきますが、「もう少し、頑張って!」と励ましながら。

 
b0180907_2117578.jpg
眼下に広がる雲海で、七合目より下でガスがかかっていることがわかります。


 
b0180907_21182782.jpgb0180907_2372335.jpg
●8:30
八合目 
赤岩八合館


 
b0180907_21194248.jpg
●8:50
七合目 
砂走館


 
b0180907_21303863.jpgb0180907_2374026.jpg
●9:20
七合目 
日之出館


 
それぞれ焼印を押してもらいながら、順調に下山。
陽も高くなる前だったので快調です。

 
b0180907_2123472.jpg
七合目付近からはガスが風に乗って流れ、火照ったからだを冷やしていきます。


 
・・・ちなみに自衛隊の方が休んでいるの気づきました??(笑)
 
さぁ!!七合目からは「御殿場ルート」の下山ハイライト、「大砂走り」が始まります。
登山時、あれだけ脚をとり体力を奪っていった富士の砂礫、
下山時には柔らかくショックを吸収してくれ、負担を軽減するどころか、
砂が滑る分一歩一歩が非常に伸びる!!
 

b0180907_22145415.jpg
結果、駆け下っていくようなイメージになり、登り8時間に対し、下り目安時間はなんと約3時間。
ガスでせっかくの絶景は拝めませんが、もうとにかく走る走る!!


b0180907_21312186.jpg
あっ


 
・・・という間に、六合目。
急激に標高を下げたもんだから気持ち悪いったら・・・(=_=;)
 
実はこの日、「富士登山駅伝」がこの御殿場ルートで開催されていて、
先ほど寝ていた自衛官はスタッフ(兼トレーニング?)さんなのでした。
そして今、ちょうどタイミング的に五合五勺の中継ポイントで間もなくトップ選手が下っていくらしい。
 
休憩がてら、どれほどの速さで下っていくのか見届けることに。
 
やがて、、、「トップ、七合日之出館通過」とのアナウンス。
我々も休み休みとは言え、七合から駆け下ってここまで約1時間。
 
さて。
 
「トップ来ま~す!」

b0180907_213222100.jpg

・・・約15分。すごいスピードで中継して下っていきました(@_@;


b0180907_21324591.jpg
トップ3を見送ったところで、再び下山開始。


 
もう登山口は目の前です(こっからが遠いんだが)。

b0180907_21333668.jpg


 
b0180907_2394988.jpg
最後に五合目大石茶屋にて最後の焼印をいただいたあと、
 
全員無事下山。
 
11:30。


 
休憩、片付けをしていると程なく雨が降り始めました。
帰りは東京までA氏に運転を任せ、東京組とは高井戸で別れた後、宇都宮への帰路に。
 
思えば登山開始から下山まで17時間。
高山病にも苛まれ、かなり無理をした行程でした。
 
しかし逆に自信にもつながりました。
これでそうそう険しい山でも簡単にへこたれないで済むでしょう(技術面はともかく)。
 
頂上ではあれだけ「富士は二度と御免だ」と思ったにもかかわらず、
「次は須走りルートかな」と思う自分もいます(ドM)。
頂上で御来光から日没まで見て、下りて来たい。
残念ながら今年の富士登山シーズンは終わってしまいましたが、
またいつか行きたいものです。
 
楽しい夏の想い出をありがとうございました。
 
そして、相変わらずの長々駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
 
 
完。

by junp_ok | 2010-08-01 23:01 | Trackback | Comments(3)
トラックバックURL : http://hlaundry.exblog.jp/tb/13864616
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
Commented by n700-7000 at 2010-09-02 01:02
こんばんは、富士登山ご苦労さまでした。
私も10年前に無泊で御来光を見に行った事がありまして、その時は河口湖方面?から登って、御殿場口で下山したのですが、現在31歳の私の体では絶対に無理ですね・・・。
先日2度目の富士登山を行ったのですが、初心者オンリーで、内5人が初富士さんだったので、須走口からの日中日帰り登山でした。
私は無事?登頂できましたが、同じくお鉢めぐりは体力と時間の都合でまた今度と言う事になりました・・・(^^;
「富士に1度も登らない馬鹿と、2度登る馬鹿」と、言った言葉をどこかで聞いた事があるのですが、馬鹿は楽しいものですので、junpeiさんもぜひリトライを!
Commented by junp_ok at 2010-09-02 22:09
【n700-7000サマ】
 
コメントありがとうございます!
ワタシと同い年のようですので、まだまだ大丈夫ですよ!!
「富士に1度も登らない馬鹿と、2度登る馬鹿」・・・確かにそのとおりですねぇ(笑)
同じ馬鹿なら登らにゃ!!ってトコロでしょうか。
最近はめっきり日中行動が出来ない体で。。。ホント暑さに耐えられなくなりました。
昨年まで真夏に田んぼの真ん中で400系を待ち呆けてた自分がとても信じられません(^^;。
 
次回はご一緒にいかがでしょうか。
Commented by n700-7000 at 2010-09-02 23:03
お誘い、ありがとうございます!
ですが・・・、私は普段、登山どころか、駅の階段ですら登らない男ですので、付いて行く自信が全くありません!( ̄ー ̄)エッヘン
でも、まだ来年まで馬鹿が持続していたら、ぜひ行きたいですね!